詩集緋色の愛



詩集 緋色の愛


プロローグ

エイコ みんなは君を絶世の美女というけれど
愛のときめき

エイコ イチョウの枯葉が舞い散って
エイコ つらい仕事の合間にこうして
エイコ 桜の花が咲いて春爛漫
エイコ 君は頭がよくて美しいから
エイコ 君の体つきは少年のように
エイコ ついに君の唇を盗んでしまった
エイコ ぼくは君の歩く姿が好きだ
エイコ ぼくは何故か君のお尻に愛着した
まだ知り合ったばかりというのに
あなたと始めて出会って
きのう二人で食べたイカ墨のスパゲッティ
ほんとうにびっくりしたわ
男って身勝手だと思うわ
あなたとはじめてキスしたとき
女の子に生まれて損したわ
あなたはこのごろ大胆になって

女と男

あなたがこんな怪我をしたのを知って
あなたにはうまいこと乗せられちゃったわ
わたしのおっぱい可愛いでしょ
笑わないでね わたしのおへそは
あなたのことは好きで好きでたまらないけど
ねえあなたキスしてくれるのはうれしいけど
あなたのペニスって殊勝なのね
エイコ 君はとうとうぼくの部屋に来てくれたんだね
エイコ 約束どおりぼくの部屋に
エイコ 君のおっぱいは少女のように
エイコ 君がはじめて裸の姿で
エイコ 君はぼくとキスするとき
エイコ 出会った頃の君の声は
エイコ ぼくのペニスがいつも立ってるなんて

生きる喜び

わたしがあなたを愛し始めた
生きる喜びって何かしら
ラヴホテルってはじめてきたけど
男はいいわね
ねえ 何とかいう彗星が
あなたは気づいてないかもしれないけど
二人でお風呂に入るって
あなたがすごく欲しくなったの
エイコ ぼくはいつか君に君の名が
エイコ 君を春の風にたとえてみようか
エイコ 君とはじめてする一泊旅行
エイコ 二人乗りの自転車に乗って
エイコ 日が暮れかかってきたから先を急ごう
エイコ ぼくの隣に腰を下ろして
エイコ 君は時折変なことをいうね
エイコ 君は仲のよい友達が死んで
エイコ ぼくはいつも思うんだ

緋色の愛

ああ こうしてわたしは段々と
昨夜は不思議な夢を見たわ
下半身をほてらせながら
あなた奥さんとセックスするとき
あなたにそそのかされるままに
あの最中にわたしのあそこが
シックスナインの体位って
フランス人はセックスするとき
あなたの灼熱したペニスを
わたしって淫乱なのかしら
久しぶりに会えてうれしいわ
あなたがわたしのお尻を
お尻の穴はほんとは肛門ていうの
わたしの下の毛を剃ってみたいだなんて
今日はおあいにくさまだったわ
男と女がセックスするときには
わたしたちの愛を色にたとえるとしたら
エイコ ぼくは君と性交をするとき
エイコ 君のところの花子さんは
エイコ 山小屋の小さな五右衛門風呂に
エイコ きみのあそこを舌でなめたら
エイコ 今日の君はとてもいい匂いがするよ
エイコ ぼくはまだ目覚めたばかりなのに
エイコ 君はバックでするのが好きみたいだね
エイコ 君はシックスナインが好きじゃないというけれど
エイコ いくら愛し合っている恋人同士でも
エイコ 君が愛欲にもだえている姿は
エイコ 目覚めたら君は布団の中にいない
エイコ ぼくが君の肛門に
エイコ 君は肛門にぼくのペニスが触れるのを
エイコ うそをついたことがあるかって
エイコ 山間の一軒宿にふたりで泊まった朝
エイコ 君はぼくとセックスした朝は
エイコ とてもつらい思いをしたよ
エイコ 君は人の妻だから

心の叫び

そんな恥ずかしくなるようなこと
ねえどうするつもりなの
あなたが好きよ
エイコ 君は聞かせてくれたね

エピローグ

エイコ 君は覚えているかい

編集者あとがき



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作者:愛の詩人とその恋人
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