緋色の愛 二十一


エイコ 君のあそこを舌でなめたら
ツーンと硫黄の匂いがしてきたよ
体のほかのところはそんなことないのに
なぜあそこだけ硫黄の匂いがするんだろ?

そうか さっき入った温泉の
硫黄のお湯があそこにも入り込んだんだ
君は上がり湯で体をすすいだけれど
あそこに入ったお湯だけは残り続けたんだ

それでぼくはこうして君の股に顔をうずめ
あそこからこぼれ湯を頂戴できるんだ
おかげでぼくはペニスの先まで元気いっぱい
君も硫黄の効用で光り輝いているよ

ここは天下に名高い硫黄の名湯
白骨温泉にやってきたんだもの
体の表面を硫黄につけるだけじゃもったいない
君があそこの中まで浸したのは賢いよ




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作者:愛の詩人とその恋人
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