緋色の愛 二十


エイコ 山小屋の小さな五右衛門風呂に
ふたりでいっしょに入ろう
でも湯船があまりにも小さすぎて
二人いっしょにはつかれない
無理していっしょにつかったら
中のお湯があふれ出てしまうから

だから君がお湯につかってる間
ぼくは湯船のヘリに腰掛けて
君の体が温まるのを待つよ
その間ぼくのペニスは君の目の前で
手持ち無沙汰に突っ立っているけど
それをおもちゃにして遊んでてもいいよ

君の体が十分にあたたまったら
ぼくもいっしょにお湯につかるよ
もうあふれてしまってもかまわないから
君をぼくの膝の上に抱きかかえれば
小さな湯船でもふたりで入れる
このままずっと抱き合っていよう




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作者:愛の詩人とその恋人
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