愛のときめき 七


エイコ ぼくは君の歩く姿が好きだ
すらっと伸びた体をがっしりした腰が支え
長い腕を左右交互に大きく振り
カモシカのような脚を蹴りだすようにして
まるで野生動物のように颯爽と歩く
そんな君の姿を見るとぼくは心がときめくんだ

エイコ ぼくは君の歩く姿が好きだ
リズミカルに歩いていながら姿勢は決して崩れない
下半身は力強く 両腕もダイナミックに動くのに
君の肩は乱れることなくすべるように進んでいく
まるで朝凪の海をゆく一隻の帆船のようだ
そんな君の姿を見るとぼくは心がときめくんだ

エイコ ぼくは君の歩く姿が好きだ
胸は風を孕んだようにさわやかにふくらみ
細い首の上にはひまわりのような笑顔が輝き
出会う人ごとに礼儀正しく挨拶を交わす
そして君は歩きながら世界中に目配せをする
そんな君の姿を見るとぼくは心がときめくんだ




前の詩へHOME目次次の詩へ


 


作者:愛の詩人とその恋人
編集者兼著作権管理者:壺齋散人
All Rights Reserved (c) 2009
メール: chimei_an05@yahoo.co.jp