愛のときめき 六


エイコ ついに君の唇を盗んでしまった
ぼくはうれしくて心臓がはちきれそうだよ
ほら ぼくの胸に耳を当てて聞いてごらん
心臓がやるせない音を立てて息づいてるだろ

ぼくはこの日の来るのを待ち望んでいたんだ
ずっと前から君の唇にキスしたかったんだ
その願いがやっとかなって君の唇にキスできた
おたがいの顔を交差させて四枚の唇を重ね合わせた

君と唇を合せている間ぼくの下半身も興奮して
ぼくのペニスはズボンの中で膨れ上がったよ
それを君のおなかに押し付けると嫌われそうだけど
胸を重ねていれば自然とそこにあたってしまうよ

さあ ふたたび手をつないで森の中を歩こう
鬱蒼としたみどりの森がぼくらを包み込んでくれる
時には足早に 時にはゆっくりと 時には立ち止まって
胸と胸を合せて抱き合い お互いの唇を盗みあおう




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作者:愛の詩人とその恋人
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