愛のときめき 十四


あなたとはじめてキスしたとき
わたしたちは森の中を歩いていて
小鳥のさえずる声がロマンチックだったわね
自然の息吹に包まれてとてもいい気持だったわ

だから二人で立ち止まったとき
あなたがわたしの腰に手を回して抱き寄せ
わたしの唇にあなたの唇を重ねてきても
わたしにはほんとに自然なことのように思われた

あなたの唇は甘く感じたけれど
タバコの強い匂いが気になったわ
でも顔と顔がくっつきあい 唇同士がもつれ合う
あの甘美な雰囲気がたまらなくて その時は我慢できたわ

あなたはわたしをきつく抱きしめ
ふたりの胸と胸がぴったりと重なり合い
わたしたちは二つの体がひとつになった
そんな気分がしてめまいがするほどだった

そのうちわたしの下腹のあたりに
わたしはあなたのペニスが動くのを感じた
キスしてすっかりとろけそうになっていたわたしは
思わずあそこが熱くなって 濡れてくるのを感じたわ

でも今日はこれまででおしまい
キスできただけでもうれしいでしょ
もう一度向かい合ってあなたの両肩に両手をかけ
あなたの幸せそうな顔をじっくりと見てあげる




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作者:愛の詩人とその恋人
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