女と男 十四


エイコ ぼくのペニスがいつも立ってるなんて
まるで色気違いみたいにいわないでおくれ
ぼくのペニスがこんなにも膨らんでいるのは
そばに君の存在を感じてるからだよ

君の裸の姿を想像するだけでも
ぼくのペニスはむらむらと立ち上がる
君と手をつないで街を歩いている時でも
ぼくの意に反して立つことがあるんだ

男がペニスを立ててるときは
悲しい欲望に打ちひしがれているんだ
ペニスがその悲しみを引き受けて
世界に向かって叫んでいるんだ

ほら その叫び声が聞こえてくるだろ
ペニスの目からは涙が出てるだろ
その涙を君のその手で受け止めて欲しい
手のひらにペニスを乗せていつくしんで欲しい




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作者:愛の詩人とその恋人
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