女と男 十三


エイコ 出会った頃の君の声は
鶯の鳴き声のように響いたけど
近頃ぼくに話しかける君の声は
しっとりとした低音が多いね

それはぼくへの親密な感情が
そうさせると受け取っていいのかい
君のその低くて伸びのある声を聞くと
ぼくは全身がしびれる感じだ

君のその低い声を聞くと
ぼくは君を抱きしめたくなる
それほどその声は挑発的だ
君の声にはセクシュアルな響きがある

ぼくの心は君の声に共鳴して
フルートのような音色をたてる
ぼくのペニスは君を求めて
ズボンの中でむなしくもだえる

でも君はぼくを挑発するばかりで
ぼくとのセックスを許してくれない
ぼくのペニスは君をもとめて
いつも切なく叫んでいるのに

エイコ 出会った頃の君の声は
鶯の鳴き声のように響いたけど
近頃ぼくに話しかける君の声は
セクシュアルな低音が多いね




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作者:愛の詩人とその恋人
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