詩集緋色の愛



プロローグ


エイコ みんなは君を
絶世の美女というけれど
ぼくもほんとうにそう思うよ
君は西洋の詩人たちがたたえてきた
女神のように気高くて 美しい

君の顔は一見して
派手作りなところもあるけれど
中心には高くてまっすぐな鼻筋が通り
知性と意思を感じさせる君の額は
女神のように気高くて 美しい

君の大きくて涼しげな目には
あらゆるものが見えているみたいだ
その目で君はぼくを見据える
心の中まで見られたようにぼくは叫ぶ
女神のように気高くて 美しい

君はたいていの時には
上下の唇を合わせている それは
君の笑いが人を吹き飛ばしてしまうから?
高らかに哄笑する君の唇は
女神のように気高くて 美しい

君が颯爽と歩くとき
君の姿勢はリズミカルに流れ
周囲にはさわやかな風が巻き起こる
調和と躍動に包まれ君が歩く姿は
女神のように気高くて 美しい

ぼくはそんな美しい君と
出会うことができてうれしいよ
しかも君は美しいだけでなく
気が細やかで頭もさえてて
女神のように気高くて この世の人とは思われない

エイコ そんな君をみんなは
絶世の美女というけれど
ぼくもほんとうにそう思うよ
君は西洋の詩人たちがたたえてきた
女神のように気高くて 美しい




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作者:愛の詩人とその恋人
編集者兼著作権管理者:壺齋散人
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