生きる喜び 四


男はいいわね
おしっこをしたくなったら
どこでも場所を選ばず
することができるんだから

ズボンをはいたままで
引っ張りだしたペニスの先をつまんで
人の目なんか気にしないで
気持ちよさそうに放尿する

女はそういう
わけにはいかないものよ
どこでもできるという
わけにはいかないんだから

だって女がおしっこするときには
お尻を丸出しにしないとできない
人前でお尻をさらすなんて
たとえあなたの前でもいやだわ

男はいいわね
セックスも自分の都合で
したいときにできるんだから
たとえ女にその気がなくたって

男が女を裸にして
女の体を刺激し続ければ
女は自然と熟してきて
男を迎え入れるようにできているから

ところが女はしたくなっても
男のペニスが立たなければ
あそこに入れてもらえない
欲求不満がたかまるばかり

だから男は女に気を使って
もっとサービスをすべきだわ
たとえばペニスが立たないときは
舌と手を交互に使ったりして

そうよ 男は女に
もっともっとサービスするべきよ
女を愛してるのだったら
それを形で現すべきよ

わたしは催してるのに
あなたは立たない
そんなときは舌と指を使って
わたしをいかせて欲しいの

ペニスが立たないからって
わたしをほったらかしにしないで
わたしが欲しがってるときは
わたしをいかせて欲しいの

包皮から飛び出たわたしのクリトリスを
あなたの舌でなめ転がし
わたしの灼熱したヴァギナの中を
あなたの二本の指でかき回して欲しい

男はいいわね
おしっこだってセックスだって
なんでも自分の都合で
したいときにできるんだから

女はそういうわけにはいかない
おしっこするにも気を使うし
セックスしたいときだって
男にいやがられると どうにもならないもの




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作者:愛の詩人とその恋人
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