愛のときめき 十六


あなたはこのごろ大胆になって
わたしにはまるで恋人気取りね
遭うたびにだんだんと大胆になり
腰に手を触れることから始まって
最近はわたしを抱きしめてキスするし
時たま硬くなったペニスを押し付けてくる
でもわたしは結婚していて子どももいるわ
だからセックスだけはだめよ それだけは絶対にだめ

あなただって奥さんがいて
家に帰ればあたたかい食事と
子どもたちの笑顔が待ってるんでしょ
お互いに家族の愛は大事にしなければ
それが人間としての最低の勤めだわ
わたしたちのしてることは禁じられた遊び
互いに感情に身をゆだねて 一線を越えてはならない
だからセックスだけはだめよ それだけは絶対にだめ

それでもあなたを目の前にして
あなたの体をわたしの体で受け止め
二人の間に電流が流れるのを感じるとき
わたしは幸福のあまり我を忘れて陶然となり
心はときめき 肉は震え あなたに何もかも捧げたくなる
わたしのあそこは灼熱して 花びらが開き 滴がもれる
でも守らなければならない 一線は越えてはだめ
だからセックスだけはだめよ それだけは絶対にだめ




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作者:愛の詩人とその恋人
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