緋色の愛 二十四


エイコ 君はバックでするのが好きみたいだね
でもぼくは向き合ったままのほうが好きだよ
そのほうが君の顔をよく見てられるし
キスしながら合体できるもの

君がバックに慣れてしまったのは
長い夫婦生活でしつけられたから
多分そんなんじゃないかと思うけれど
セックスの体位はバックだけじゃないよ

男たちにバックを好まないものはいないよ
ぼくだってほんとうはバックが好きだよ
うしろから君のお尻を抱いていると
君のあそこがありありと見えるし

そこにぼくのペニスがはまりこんで
それを君のヴァギナガ銜えているのが良く見える
君のヴァギナの中からは愛液が滴りこぼれ
お尻の肉が小刻みに震えるのも良く見える

いわゆる女上位の場合でもそうだよ
君がぼくのおなかに後ろ向きに乗って
お尻をぼくのほうに突き出して前かがみになると
君のあそこはぼくの目の前にむき出しになる

おそらく長い夫婦生活の間に
すっかり男の欲望に合わされてきたんだね
でも女が男とセックスするときには
やはり向き合ってするのが自然だよ

そうすれば君だってぼくの表情がよく見えるし
一方的にされている感じなんかしないと思う
ヴァギナガ下つきだからバックがいいなんて
そんなことは男の屁理屈だよ

だからぼくとするときには向き合ってしよう
お互いの顔を見合いながらセックスする
そうすればお互いのムードも高まるよ
だからエイコ ぼくらはいつでも向き合ってしようよ




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作者:愛の詩人とその恋人
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