緋色の愛 二十九


エイコ ぼくが君の肛門に
間違えてペニスを差し入れようとしたら
君は黄色い吐息を出してお尻を引いたね
そこはペニスを入れるところではないわといいながら
ごめんよ ぼくは間違えたんだよ
君を抱く角度を間違えたんだよ

そこでぼくは姿勢を建て直し
改めてあそこの奥深くペニスを入れたら
君は桃色の吐息を出してあえいだね
あなたがペニスを入れるところはそこよといいながら
ごめんよ ぼくは間違えたんだよ
君を抱く角度を間違えたんだよ

でも君の肛門はバラのつぼみが
ぽっかりと開こうとして恥らったまま
開ききれないでいるようなまなめかしさがある
そこにペニスを入れてみたいと思わないでもないけれど
ごめんよ ぼくは間違えたんだよ
君を抱く角度を間違えたんだよ




前の詩へHOME目次次の詩へ


 


作者:愛の詩人とその恋人
編集者兼著作権管理者:壺齋散人
All Rights Reserved (c) 2009
メール: chimei_an05@yahoo.co.jp