緋色の愛 十六


女と男がセックスするときには
上下にぴったりと重なるのが理想よね
まるで二枚の平たい木の板が
ボルトとナットで結ばれるように

わたしたちもそんな風に結ばれたら
どんなにか幸せな気分になれるでしょう
わたしはゆったりとあなたの顔を見ながら
おなかではあなたのペニスを感じられる

でも実際そうはいかないのは
女のあそこが下つきの場合
二人が上下に重なるだけでは
プラスとマイナスが一致しないもの

女と男が丁度よく出会うには
男が女の体を浮かせて
女のあそこを丁度よい角度に
露出させなければならないのね

わたしのあそこも下つきだから
あなたもわたしの腰を浮かせ
わたしに海老のような姿勢をとらせて
あそこを丁度よい角度に露出させる

さあ準備ができたでしょ
そこにあなたのペニスをあてがい
わたしの中に入ってきてちょうだい
わたしを存分に喜ばせてちょうだい




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作者:愛の詩人とその恋人
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