清洲橋 (23×30cm ヴェランアルシュ 2002年1月)

清洲橋隅田川に架かる橋の中で、最も姿が優美だといわれる。架けられたのはそう古いことではなく明治以降、、今の姿になったのは昭和初年のことである。深川の清住と日本橋の中洲を結ぶところから清洲橋と名付けられた。中洲の先を進むと道は北上して靖国通りをまたぎ、入谷の鬼子母神辺で昭和通りに合流する。また、清澄の先はまっすぐ東へ延び、扇橋を過ぎて砂町辺で荒川の土手に突き当たる。この橋を通る道は東京の下町を貫通する大通りなのである。

橋のやや上流には小名木川が流れ込んでいて、その河口近くに万年橋が架かっている。。この橋を北に渡り切ると、その先に芭蕉庵の旧跡がある。今は稲荷の小祠になっていて、狭い敷地の一角に、奥の細道旅立三百周年記念と刻した石が据えられている。


この絵は、清洲橋の北側テラスから見上げるようにして描いたものだ。昨年この橋を描いたときは、新大橋からの遠景であったが、このように間近から描くと、また違った趣に仕上がるものだ。
                      





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