蘇州、虎丘遠望
(28×38cm ファブリアーノ 2011年)

虎丘は蘇州のランドマークのひとつ。蘇州城外西北の小高い丘の上に、塔が立っていて、蘇州の町から良く見える。この絵は、その虎丘の塔の佇まいを遠望して描いたものだ。

蘇州は呉越時代の呉の都。越と戦って敗れた闔閭は、息子の夫差によってこの丘に葬られた。すると三日後に虎が臥しているのが見つかったというので、虎丘と名付けられたという。夫差はまた、父親のために3000本の剣をこの丘の一角に埋めた、それが剣池である。

筆者は2009年に蘇州を訪れた際には、虎丘に登り、傾きかけた塔や剣池も身近に見たが、このたびは、市内から遠望するにとどめた。





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