我々日本人が今普通に見る紫陽花の花は
そう古くからこの国に咲いているものではありません
紫陽花はもともと日本が原産地とはいいながら
日本の地に自生していたものはガク紫陽花の一種でした
幕末の頃英国人が伊豆のあたりに咲いていたものを自国に持ち帰り
品種改良を重ねた結果
今見るような派手な咲きぶりの品種が生まれたのです
こんなことから 紫陽花を売り物にするようないわゆる名所は
皆歴史の浅いものといわざるをえませんが
そんな詮索は別ごとのように
この国の雨の季節に似合うのは
やはり紫陽花を以て一番とすべきでしょう
境内に咲く紫陽花 既に盛りを過ぎていましたが ごらんの通りの色合いです |
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左はガク紫陽花 こんな姿の花が かつては日本の紫陽花の典型だったと思われます |
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白山神社の拝殿を背後から撮影しました |
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拝殿と背後の紫陽花畑の間にこんな渡り廊下が横たわっていました 人の背丈に足りない高さです かくいう小生も他事に気を取られて額を打ち付けてしまいました |