山手百十一番館:横浜水彩スケッチ

山手百十一番館が、港の見える丘公園の一角、南側の外れにある。この建物は坂の途中の傾斜地に立っていて、北側にある傾斜沿いの庭園から見上げたところが一番美しいのだが、何せ逆行が眩しくて長く見つめていることができない。そこで、西側にある道路を隔てて、正面からの眺めを描いてみた。これでも何とか絵になるようだ。

もともとのスケッチは2002年の正月に描いた。この絵はそれをもとに最近描きなおしたものだ。

初めて描いた折には、この地区の洋館に付されているブラフという記号が何を意味するのか、そんなことを考えながらスケッチしていた。その意味がわかったのはそれからしばらくしてのことだった。

道端に腰掛けてスケッチしていると、西洋人の子供たちがたくさん通りがかった。女の子達が筆者に近寄ってきてスケッチブックを覗き込む。彼女たちは日本の子供たちに比べはるかに開けっぴろげだから、遠慮なく批評をする。

だが、たいていの子は、ビューティフルとかスプレンディッドとかいってくれた。そういわれると筆にも力が入るというものだ。





                       
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