エリスマン邸:水彩で描く横浜風景

元町公園の坂を上り山手の高台に出ると、最初に見えるのがエリスマン邸だ。山手通りに面した公園の一角に瀟洒なたたずまいを見せている。

貿易商だったというエリスマンの居宅として、大正末年に山手地区に建てられた。設計は日本の建築史に名を残したアントニン・レーモンド。昭和57年にいったん解体されたが、平成2年に現在地に移築された。

建物の内部には自由に立ち入れる。筆者も一度入ったことがある。一階は居間、二階は寝室になっていて、調度類も中々凝っている。地下は崖に沿って一面が開けており、そこから中庭を望むことが出来たような記憶がある。

山手通りの洋館群をスケッチしようと思う人には、最初にターゲットになる建物だ。





                       
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