野村證券本社



野村證券本社・日本橋野村ビル

所在地: 中央区日本橋1−9−1
建築年: 昭和5年(1930)
設  計: 安井武雄
施  工: 大林組
構  造: 鉄筋鉄骨コンクリート造7F
特  徴: 石張りの基層部を持つ3層
     構造の建築物





安井武雄は、大正末から昭和の初頭にかけて活躍した建築家。当時の時流にとらわれず、自由様式と称して、大胆な造形を生み出しました。

代表作には、大阪倶楽部や高麗橋野村ビルなどがあります。マッシヴな量感とシンメトリーに配慮した均整の取れた概観が特徴です。

日本橋野村ビルは、野村證券の東京進出の拠点として建てられました。安井は野村関係のビルを多く手がけています。



このビルは横に長く、江戸橋側が増築されたこともあって、
非常に細長い外観を呈しています。
一階部分と、三階とをあっさりと仕上げ、
二階部分にはレンガ色のタイルを張っています
派手な装飾性はほとんど排除し
全体的に量感を強調しています







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