根津教会



根津教会

所在地: 文京区根津1−19
建築年: 大正8年(1919)
構  造: 木造平屋
特  徴:  イギリス式下見板張の本体の
     上にゴシック風の尖塔を戴く洋
     風木造建築物






根津権現の鳥居前の通りの一角に、小さな尖塔をいただいた木造の教会建築が立っています。下見板をはったグリーンの外観は、なぜか下町の周囲の景観と調和しています。日本基督教団根津教会の礼拝堂です。

もともとは、米国福音派系の礼拝堂として、大正8年(1919)に建てられたということです。震災、戦災をくぐり抜け、大正期の日本の洋風建築を今日に伝える貴重な建物として、国の有形文化財に登録されました。


建物の特徴は、尖塔をいただいたゴシック様式の外観と
壁に貼られた下見板です この下見板は、イギリス式のもので、
横板の下端を下の板に重ねてはっていく工法をとっています
これとは別に、横板を単純に並べる工法は、ドイツ式下見板と呼ばれます







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